∞エピソード3公開記念緊急企画!∞
ついに「スターウォーズ エピソード3 シスの復讐」によって、28年の時を経てようやく完結するスターウォーズサーガ。これまであまりスターウォーズに興味を持っていなかった人が「最終章らしいから」「感動するらしいから」というだけでエピソード3をいきなり見るのはもったいないです。そんな人たちがより映画を楽しめるようにと突然作者が思い立って始まったのがこの企画です。
このページのみ、初心者を対象にして作っています。子供や友人に誘われて急に見に行く事となり、付け焼刃でもいいから楽しみたいという人の手助けになればうれしいです。
なお、エピソード3を含めた全てのストーリー上のネタバレ情報は掲載していません。
スターウォーズはジョージ・ルーカスが原作・脚本・監督・製作総指揮などを手がけて作られたSF映画であり、特に独自の「スペース・オペラ」という世界を開拓した作品であります。物語は勧善懲悪で子供向けに作られていますが、ディテールやリアリティーを追求した作風や単純な面白さが後世のSF映画に大きな影響を与えました。
スターウォーズは映画だけでなく小説やコミック、ゲームなどの色々な媒体によって世界が拡張されてきました。しかしあくまで基本は映画です。まずは映画から見るようにしましょう。一般に映画外の物語は「スピンオフ」「Expanding Universe(=EU)」「拡張世界」などと呼ばれ、映画に準じるものとされています。
一口に「小説」と言っても、「映画の小説版」と「スピンオフ小説」の2種類があります。前者は映画の脚本を原型として作家によって物語に発展させられたもので映画の兄弟と言ったところです。エピソード3の小説も既に出版されています。一方の後者はいわゆる外伝であり、映画とは直接は関係ありません。今現在日本では主にエピソード6以降の物語とエピソード2と3の間の物語が出版されています。
監督の構想ではスターウォーズは全6作からなる映画です。それがいわゆるエピソード1〜6であり6にいくに従って物語も時間も経過していきます。各エピソードには副題が付いており「エピソード」「副題」のどちらでも呼ぶ事があります。
ややこしい事に一番初めに公開されたのは「エピソード4 新たなる希望」なのです。おそらくここで混乱する人が多いのでしょう。以下、劇場公開順でその年号と共に挙げてみます。(年号はアメリカ公開時)
つまり「豊臣秀吉の一生」に例えるなら、「信長死後の天下統一過程〜死亡」までを先に描き、後年になって「日吉丸時代〜信長の重臣へ」を作ったようなものです。
前述のとおり、スターウォーズはエピソード4から公開されました。1977〜1983年に公開された最初のシリーズ(エピソード4,5,6)を旧3部作、1999〜2005年に公開された後のシリーズ(エピソード1,2,3)を新3部作と呼びます。余談ですがカタカナによる「クラシック・トリロジー」「プリュークエル・トリロジー」という言い方もあります。
最初にエピソード4〜6が作られた時はまだビジュアル効果の技術が発達してなかったので、監督はその映画の出来に不満をもっていました。そこで改めてデジタル技術を利用してより完成度の高いスターウォーズを作り、劇場再公開することになりました。これが「特別篇」です。物語(内容)に変わりはありませんが、より世界観が拡張され映像が綺麗になっています。なおこれらの公開はエピソード1〜3製作へのステップでもありました。詳しくは特別篇についてを参照に。
ちなみに現在では「特別篇」という概念は消滅して「特別篇」が正規版となっています。そしてその「特別篇」に更に修正を加えたものがDVDとしてリリースされています。
初めて見る場合、「公開順に見る」というのと「物語順に見る」というのがあるかと思いますが、できれば公開順に見ることをオススメします。なぜなら、どうしても作り手としても前作を見てることを前提に次回作を作るので、用語や人物・背景設定などの基本事項が公開されるごとに割愛されるからです。
初めての場合、エピソード4〜6はDVD版を見ると良いでしょう。(エピソード1〜2はVHSでもDVDでも可)
久しぶりのスターウォーズの復活に大フィーバー!という世間の流れに乗ってエピソード1は見ました、という人もいるかもしれません。その場合、時間があるのであればエピソード1はいったん忘れてエピソード4〜6を見て、その後でもう一度エピソード1、2に戻ればいいと思います。物語の流れとしては数字順なのでエピソード1、2を見ていればその次の3もそれなりに楽しめると思いますが、 作者としてはやはり公開順に見ることをオススメします。
そのまま続けて1、2を見ましょう。変に順序を入れ替える必要はありません。
作者の映画鑑賞後の意見としては、面白くないと思います。
世間一般でも言われているようにエピソード3はシリーズ最終章であり、今までの謎が解ける!というのが売りになっています。つまり、自然と(というか当然)前作を知っていることが前提になっているので人物紹介などは割愛され、いきなり物語が展開します。さらにエピソード1、2とマニアック度が増して複雑になってきたので前作までのあらすじと展開がしっかりと頭に入っていないと消化不良を起こすかもしれません。スピルバーグやアメリカの批評家達には絶賛されているようですが、これも「28年越しのサーガの完結」「最も謎に包まれた部分の解明」といった要素が強く影響しており、これまでの作品をじっくり時間をかけて鑑賞してきたからこその感動、いわば、パズルで最後の一片をはめる瞬間の感動といえます。
実際にレンタルショップに行ってみると幾つかの種類のスターウォーズがあるかと思います。混乱すると思うのでここで整理してみます。
エピソード1〜2 | エピソード4〜6 | |
VHS | VHS版(1種類) | VHSオリジナル版(1〜2種類) |
VHS特別篇(1種類) | ||
DVD | DVD版(1種類) | DVD版(1種類) |
つまり、DVDを見られる環境にある人はDVDをレンタルすれば良いということです。それ以外の人は、エピソード1〜2はVHSで、エピソード4〜6は特別篇のVHSを借りるといいと思います。オリジナル版VHS(「特別篇」との表記ナシ・製作年が1997年以前・とにかく古そう)は無視していいでしょう。
各エピソードのDVDジャケットはこんな感じ
元々アメリカの劇場公開時でもエピソード4は単なる「スター・ウォーズ」でした。これは製作時に映画がヒットするという確信が持てず、続編製作つまりシリーズ物になるかどうかが決定されていなかったからです。しかし、エピソード4の記録的な大ヒットによって続編の製作が決定され、それ以降(正確にはリバイバル放映時から)「エピソード4:新たなる希望」というサブタイトルがつくようになりました。
しかし日本では現在までなぜか「スター・ウォーズ」というタイトルで親しまれ、正式な邦題にも副題はつきません。(もちろん日本語版にも冒頭の黄色いスクロールに「エピソード4:新たなる希望」の記述はありますが)そのため、テレビやビデオでも副題をつけるという慣習はないようです。
アメリカの公式サイトでは今でも閲覧できるようになっています。
STARWARS.COM / Ads & Trailers (要Quick Time)
右の方の「ADS & TRAILERS」の下をクリックすれば他にもいろいろ見られます。
日本公開は2005年7月9日
全エピソードがTV放送されました。(2005年当時)
放送日 | 放送タイトル | 放送局 | オススメ鑑賞順 |
6/24(金) | エピソード1 ファントム・メナス | 日本テレビ系列 | (4) |
7/3 (日) | スター・ウォーズ 特別篇(デジタルリマスター版) | テレビ朝日系列 | (1) |
7/4 (月) | スター・ウォーズ クローン大戦 Vol.1 ―※ | 日本テレビ系列 | (6) |
7/5 (火) | スター・ウォーズ クローン大戦 Vol.2 ―※ | 日本テレビ系列 | (7) |
7/8(金) | エピソード2 クローンの攻撃 | 日本テレビ系列 | (5) |
7/10(日) | 帝国の逆襲 特別篇(デジタルリマスター版) | テレビ朝日系列 | (2) |
7/13(水) | ジェダイの復讐 特別篇(デジタルリマスター版) | TBS系列 | (3) |
8/22 (月) | スター・ウォーズ クローン大戦 Vol.1 ―※ | 日本テレビ系列 | (6) |
8/29 (月) | スター・ウォーズ クローン大戦 Vol.2 ―※ | 日本テレビ系列 | (7) |
(金曜ロードショー、日曜洋画劇場、水曜特別ロードショーなどで放送)
「デジタルリマスター版」とは「DVD版」のこと、つまり今回放送されるのは全てDVDの吹き替え版です。
放送順が妙なので、参考までに作者のオススメ鑑賞順を載せてみました。(決して「オモシロイ順」ではありません)
※―「クローン大戦」については次項で詳しく。
エピソード2公開後に作られた外伝アニメです。しかし本来の外伝とは違い、エピソード2と3を繋ぐように作られているため、エピソード3に登場するキャラが早くも登場するなど映画ともリンクしています。余裕があったら見てみるといいかもしれません。独特の画風は一見の価値アリ!?
エピソード3の導入部分にも関わってくるので、エピソード3鑑賞前に見るといいかもしれません。
「クローン大戦」シリーズのDVDジャケットはこんな感じ
現時点では
という予定が既に全て順調に終了しました。
全国の劇場やコンビニで前売り券の発売が行われ、特定の劇場で前売りを買うと特典(ライトセイバー・ストラップなど)がつきました。詳しくは20世紀フォックス ジャパンのサイトで。(2005年当時)
邦題は似ていますが、違います。
雑誌などでもよくエピソード3と並べて紹介されていますが、全くの別物です。トム・クルーズとダコタ・ファニングが煤けた服装で上を見上げているのが「宇宙戦争」で、青や緑などの光の剣を持った人がいるのが「スターウォーズ」です。ちなみにそれぞれ原題「WAR OF THE WORLDS(宇宙戦争)」「STAR WARS EPISODE III : REVENGE OF THE SITH(スターウォーズ エピソード3 シスの復讐)」からも全くの別物だと分かるでしょう。
余談ですが、それぞれの監督であるスティーブン・スピルバーグとジョージ・ルーカスは親友且つライバル関係で1977年にも「未知との遭遇」と「スターウォーズ(エピソード4:新たなる希望)」を同時期に世に送り出してSF界だけでなく映画界に一世を風靡しました。今回もそれの再来と言われ話題になりました。
もう一つ、スターウォーズの最終章に際して、エピソード3の某シーンのアニマティックス(簡易CGアニメによる絵コンテ)作成をスピルバーグが手伝った、とのことです。
追記:共通性はありそうですが…
Last Update 2006/10/31
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